クレジットカードの不正利用の手口と対策を解説

実店舗でもオンラインでもキャッシュレスで支払いができるクレジットカードはとても便利ですが、その便利さゆえに常に不正利用のリスクを抱えています。

クレジットカードの不正利用は、年間でみると実に何百億円にも上ります。クレジットカードを使っている以上、だれもが不正利用被害に遭う可能性はあるといっても過言ではないでしょう。

そこで今回は、クレジットカード不正利用の主な手口と、不正利用を防止する対策を備えたクレジットカードについてご紹介していきたいと思います。

意外と多い情報盗難!クレジットカードの不正利用の手口を紹介

それではさっそく、クレジットカードの不正利用の手口について解説していきましょう。

クレジットカードの不正利用というと、カード本体を盗まれたりして勝手に使われるというケースをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際にはクレジットカードの不正利用の大半は、カード情報だけを盗み取って悪用する、情報盗難によるものです。

情報盗難による不正利用の怖いところは、カード本体が本人の手元に残っているという点です。カードがなくなったわけではありませんので、本人が不正利用被害に気が付きにくいという特徴があります。

先にカード会社の方が不審な利用に気が付いて本人に連絡をしたり、あるいは本人が利用明細を確認した時点ではじめて不正利用被害に遭っていたことを知るというケースも少なくありません。

そんなクレジットカードの不正利用の主な手口として、ここでは以下の5つをご紹介しましょう。

  • フィッシング詐欺
  • スキミング
  • ネットショッピング詐欺
  • なりすまし
  • ECサイトからの情報漏洩

偽サイトで情報を盗み取る!フィッシング詐欺

まずクレジットカード情報を盗み取り、不正利用する手口として真っ先に挙げられるのが、フィッシング詐欺です。

フィッシング詐欺とは、実在するECサイトや金融機関などを装ったメールを無作為に送り付け、偽サイトに誘い込んでカード情報などの個人情報を本人自ら入力させて盗み取るという手口です。

例えば『カード情報が無効になっています』『キャンペーンに当選しました!』などというユーザーの関心を誘うような内容のメールを送り、情報を更新する、プレゼントの送り先を確認する…などの名目で入力用のサイトに誘導します。

中には、『カード情報を悪用されている可能性があります!』といったような不安をあおる内容のものもあります。

多くの方が日常的に利用するようなサービスを騙るのが常とう手段となっているうえに、リンク先の偽サイトも本物の公式サイトとそっくりなデザインで、非常にそれらしく作られている為、なかなか見抜くことは難しくなっているのです。

その偽サイトで情報を入力して送信すれば、まんまと個人情報を奪い取られてしまうということになります。

ATMやゴルフ場で情報を抜き取る!海外での被害も多いスキミング

スキミングもよくあるカード情報盗難の手口の1つです。

クレジットカード情報を読み取るスキマーという装置を用いて情報を抜き取り、偽造カードにコピーして悪用するというのが、その基本的なやり口となります。

スキマーを銀行やコンビニのATMのカード挿入口に仕込んで、ATMの利用者のカード情報を抜きとるほか、ゴルフ場やジム、スパなどのロッカー荒らしによって、スキミングされてしまうケースもあります。

それ以外にも、海外旅行時のショッピングやレストランでの被害も多い手口です。

架空のオンラインショップで情報だけを盗み取る!ネットショッピング詐欺

自分で情報を入力して情報を盗まれてしまう手口としては、フィッシングの他にもネットショッピング詐欺があります。

架空のオンラインショップで架空の商品を販売するふりをして、実際には購入者のカード情報だけを盗み取るというのがその手法です。

オンラインショップでクレジットカード決済で商品を購入したのに、商品が送られてこないというケースではこの可能性が考えられます。

会社名や連絡先が実在しない、販売されている商品の価格設定が異常に安いなどの場合には、このネットショッピング詐欺サイトの確率は高まると判断してよいでしょう。

また、外国人がかかわっているケースも多い為、明らかに日本語の言い回しがおかしかったり、日本にはない漢字が使われているサイトも要注意です。

第三者が紛失・盗難カードを悪用…なりすまし

カード情報だけではなく、カード本体を紛失・盗難に遭った場合に起こり得るのが、いわゆるなりすましです。

これは文字通り、本人になりすました第三者がカードを勝手にショッピングに利用するケースを指します。

このパターンではカード本体が手元から離れてしまう為、情報単体での盗難に比べると発覚が早い傾向があります。

少しでも被害を軽減するためには、カードの紛失・盗難に気づいたら迅速にカード会社に連絡して、カードを停止することが大切です。

ECサイトからの情報漏洩によるカード情報盗難もあり得る

ショッピングサイトや有料サービスを提供するサイトなどのECサイトでは、クレジットカード情報を会員データの1つとして登録することがありますよね。

こうした登録情報が、ECサイトへの不正アクセスによって漏洩することでカード情報が盗まれてしまうというケースもあります。

自分自身のかかわりがないところでも情報が盗み取られる可能性があるというのは、非常に恐ろしいことであり、ECサイトの運営側に怒りを覚えるものですよね。

しかしサイバー攻撃の手口は日々進化しており、どんなにセキュリティが万全と思われるサイトでも100%情報漏洩が起こらないとは言えないのが実情です。

セキュリティ対策が充実しているおすすめのクレジットカード

不正利用には様々な手口があるということはおわかりいただけたでしょうか?

こうして一通り見てみると気になるのは、自分自身が気づかないうちにカード情報が他人の手に渡り、悪用されてしまうような手口が非常に多いということですよね。

そこで不正利用のリスクを軽減するために重要になってくるのが、カード自体にしっかりとセキュリティ対策が施されているものを利用するということです。

カード本体に複数のセキュリティサービスを備えたものであれば、万が一、カード情報やカード本体が悪意のある第三者の手にわたってしまっても、不正利用被害に遭うリスクを少なからず減らすことができます。

今回はセキュリティ性の高いおすすめのクレジットカードを厳選してご紹介していきましょう。

二段階認証でセキュリティ万全!JCB CARD W

国内唯一の国際カードブランドとして信頼を集めるJCBでは、セキュリティ対策も複数備えています。

24時間365日体制で不審なカード利用を監視する不正利用検知システムを稼働しているほか、オンラインでのカード利用時にJCB会員専用マイページ『MyJCB』のパスワードや、毎回変わるワンタイムパスワードを入力する『J/Secure』による2段階認証を導入しています。

また、カード盗難・紛失保険とは別にオンラインでの不正利用を補償する『JCBでe安心』制度を用意しており、どんな状況下での被害もしっかりとカバーしてくれます。

そんなJCBからおすすめしたいカードは、JCB CARD Wです。

このカードは39歳以下の方のみ申し込み可能な年齢限定カードとなっており、通常のJCBカードの2倍、実質1%の還元率でポイントが貯まるのが利点です。

年会費無料ながらJCB共通の充実したトラベル特典や海外旅行保険も付帯した、活用度の高い1枚と言えるでしょう。

JCB CARD W

女性に嬉しいサービスが付帯!JCB CARD W plus L

JCB CARD Wには、もう1つJCB CARD W plus Lという女性向けのカードが用意されています。

こちらは美容やグルメなどの女性に嬉しい優待情報がまとめられた女性向け情報サイト『LINDAリーグ』や、手ごろな掛け金で加入できる女性向け保険が付帯した、女性にメリットのある仕様となっています。

もちろん、そのほかのサービスやポイント還元率は、JCB CARD Wと全く同様ですし、セキュリティサービスも同じように利用することができるので安心感も変わりません。

JCB CARD W plus L

何重ものセキュリティサービスを備える三井住友カード

先にご紹介したJCB CARD W/plus Lは39歳以下の方限定のクレジットカードですので、40歳以上の方には三井住友カードがおすすめです。

JCBと同様に不正利用検知システムやワンタイムパスワードによる二段階認証サービスを備えているのに加えて、カード利用時にメールやアプリで通知が届くお知らせサービス、利用できる上限額をカードの限度額とは別に設定できる利用制限サービスなど、何重ものセキュリティサービスを用意しています。

そんな三井住友カードでは多彩なクレジットカードを取り扱っていますが、ここではその中から最もベーシックな1枚、三井住友カードをご紹介しましょう。

年会費は初年度無料、次年度以降も1,375円(税込)というお手頃なカードでありながら、海外旅行保険やショッピング保険もしっかりと備わっています。

また、セブンイレブンなどの対象店舗でポイント5倍など、ポイント特典も充実しています。三井住友カードというブランド力も心強い、日常使いにぴったりの1枚です。

三井住友カード

不正利用被害は紛失・盗難保険で原則全額補償される

もしも自分が不正利用被害に遭ってしまったとしたら、自分で請求額を全額支払わなければならないのか?と不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

実際には、クレジットカードには必ず紛失・盗難保険が付帯しており、不正利用による被害が原則として全額補償される仕組みになっています。

カード本体の紛失・盗難だけでなく、情報だけ盗み取られた場合にも、ほとんどのカード会社で保険が適用されます。ただし、カード会社によって多少補償内容が異なる場合がありますので、よく確認が必要です。

紛失・盗難保険の補償期間は原則60日以内!利用明細は毎月必ず確認が必要

不正利用被害に遭って紛失・盗難保険を利用するという場合に、注意してほしいのが補償期間です。

クレジットカードの盗難・紛失保険は、基本的に申告した日を基準にさかのぼって60日分しか補償の対象となりません。

ところが、クレジットカードの請求が来るタイミングで、すでに実際に利用した日の翌月になってしまいますよね。

カード会社の不正利用検知システムに引っ掛かって発覚するケースならともかく、利用明細を本人が見てはじめて不正利用の可能性に気が付くというパターンだと、確認のタイミングが遅れたら間に合わなくなってしまうということもあり得ます。

補償期間を過ぎてしまうと、後から不正利用が見つかっても補償を受けることができません。万が一のリスクを考えると、利用明細は必ず毎月すぐに確認する習慣をつけておいた方がよいでしょう。

また、WEB明細を上手く活用するのも有効です。

カード本体の盗難・紛失による不正利用補償は警察への届けが必要

もう1つ、紛失・盗難保険を利用する際に注意して頂きたいのが、カード本体の紛失・盗難時には警察への届けを出していないと不正利用補償の対象とならない可能性があるという点です。

カード会社によって規約に多少の違いがあるとはいえ、ほとんどすべてのカード会社でカード本体の紛失・盗難により補償を受ける場合には警察に届け出をしたという証明が必要になります。

クレジットカードの紛失・盗難に気が付いたら、カードを停止するとともに必ず警察に届けを出しておくようにしてください。

カードの署名や他人への貸与が原因で補償適用外になる可能性あり!?

クレジットカードの不正利用補償は、本人に明らかな落ち度がある場合には適用されないケースがあります。

例えば、クレジットカードの署名をしていない、本人以外(家族も含む)にカードを貸与しているなど、カード会社の規約に違反する行為があったり、紛失・盗難の原因が本人にあると判断されると、補償が受けられなくなってしまうことがあるのです。

カードの署名はつい忘れてしまいがちですし、家族や恋人くらいの親しい間柄だと、ついついカードを渡してしまうということもあるかもしれませんが、不正利用時のリスクを考えれば絶対に避けた方がよいでしょう。

不正利用は他人事じゃない!クレジットカードのセキュリティ対策はしっかりと

クレジットカードの不正利用の手口は日々巧妙化していますし、件数もどんどん増え続けています。決して他人事ではありません。

自分の身は自分で守るということを意識して、しっかりと情報を集め、セキュリティ対策をすることが大切です。

便利なクレジットカードをなるべく安全に、そして快適に使うために、自分にできる範囲で対策は万全にしておきましょう。

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